この広告は365日以上更新がないブログに表示されます。  
Posted by 滋賀咲くブログ at

2011年05月09日

金属アレルギーのメカニズム

指輪やピアスをつけていると、あとができたりかゆくなったり。悩みの種となっている人が多い金属アレルギー。ズボンのファスナーのせいで、おなかの辺りがかゆくなるって人もいたりして…この金属アレルギーって何が原因なの?

「ネックレス、金属バンド、ピアスなどの合金に含まれているニッケルやクロムなどの金属が汗などでわずかに溶け出し、皮膚の細胞を構成するタンパク質と結合することにより起こります。ニッケルなどの金属が結合したタンパク質は異物として認識され、アレルギー反応が起こると考えられています。しかし、アレルギーといっても花粉症や食物アレルギーとは別のもの。花粉などは体内への侵入から数分程度で反応が起こるのに対し、金属アレルギーは1~2日後。遅延型過敏反応と呼ばれています」

そう教えてくれたのは、国立成育医療研究センター免疫アレルギー研究部部長の斎藤博久氏。普段は大丈夫なのに汗をかいたら金属アレルギーが出るってのも、汗で金属が溶けているのが原因なんだとか。ほかにはどんな金属素材がアレルギー反応を起こしやすいのでしょう?



「ニッケル、クロムの他には水銀、コバルト、スズなどが代表的ですが、合金のアクセサリーではニッケルでおこるケースがほとんどです」

“プラチナとか純金であれば大丈夫なんだよね”というセリフをどこかで聞いたことがあるような。これは本当ですか?

「プラチナや純金は溶けにくいので、ほかの金属に比べてアレルギーが起こりにくいのは確かです。ただまったく溶けないわけではありませんので、特にピアスのように傷ついた皮膚と接触する場合には注意が必要です」

ちなみにメガネなどに使用されているチタンはプラチナや純金よりもさらに溶けにくく、金属アレルギーが起こりにくいそうだ。<R25より>


  

Posted by ささっクマ at 21:27Comments(0)日常生活